森羅万象から学ぶ人生羅針盤「子供の純粋さを忘れない」
2024.09.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「子供の純粋さを忘れない」
イギリスの作家ブライアン・オールディスは、「子供らしさが死んだとき、その死骸を大人と呼ぶ」と述べています。
子供らしさとは純粋な心を指すのでしょう。よく童話に、大人には見えないが子供にだけ見える妖精が登場します。純粋な子供の心があれば大人にも見えるかもしれませんが、子供から大人になる時、純粋な心をどこかに置いてきてしまったのでしょう。
そしてこれは、政治家によく言われることではないでしょうか。よく政治とカネの問題で、「政治家は汚い」「平気で破廉恥なことをする人間性の持ち主」だと言われていますが、すべての政治家が生まれつきお金に汚く破廉恥なわけではなかったと思います。
最近はすっかり見かけなくなりましたが、私の子供のころは学生運動が盛んな時期でした。みんな純粋に世の中を良くしようと思っていたのだと思います。また官僚になって世の中を良くするべく猛勉強している学生は今もいます。
そのような中から政界に進出して、実際に世のため人のために尽くそうと考えた人たちもたくさんいたはずです。しかしいつの間にか、その純粋さが無くなり、政界の濁り水にどっぷりと浸かって自らも薄汚れていったのです
みな歳を取るにつれて、冒頭の「子供の死骸」と言う名の大人になりました。それでも子供の純粋さを少しでも携えておけば、欲得のために決して道を外すことはないと思います。肝に銘じておきましょう。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やましい心根の人とは距離を置く」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間としての真の値打ち」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「夢は前だけにある」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「部下を育てる上司の重要性」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「輪廻転生は劇団の配役のようなもの」