森羅万象から学ぶ人生羅針盤「絶対的な幸福も不幸もない」
2024.05.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「絶対的な幸福も不幸もない」
私はこれまでに何度も、この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』で、2012年11月に脳内出血を起こし左半身に障害が発症し、さらに2014年12月に肝臓がんが発見されたことをご案内しております。
しかし、罹患当初は不安に苛(さいな)まれましたが、時間の経過とともにその不安がどんどん和らいでいくのを感じました。そして、自分は生かされているという感謝の気持ちを得る幸福を知ったのです。
要するに、絶対的な幸福も不幸もないのです。それに気付いた私は、左脳が無傷であったため、言語は明瞭のままで利き腕の右手も自由に使えるので、「左半身の不自由さぐらいで済んだことを天に感謝しなければならない」と思えるようになったのです。
さらに、「肉体が充実していると精神が未熟である」という指摘もあるように、私に関しては、肉体に障害が生じたことでそれまで傲慢だった部分が消え、精神面で成長した手応えを感じました。
ある著名な評論家は自らが抱えている身体的障害について、「障害は不便であるけれども不幸ではない」と言い切っています。私は日常生活において、大抵のことは右手1本で始末しなければなりませんので不便であることは確かです。
しかし、そんな私に援助の手を差し伸べてくれる多くの人の思いやりによって幸福感に満たされています。前述の通り、不便であるけれども不幸ではないのです。これを踏まえ、改めて絶対的な幸福も不幸もないことを強く認識してください。
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