「人生道場」に生きる 〜日々を磨き、仏智に学ぶ〜
2025.12.15
「人生道場」に生きる 〜日々を磨き、仏智に学ぶ〜
「人間の尊さは安らかな環境に安逸を貪ることではなくて、 各人の内に与えられておる無限の知性や徳性・神性を徹見し、 開拓して、人格を崇高にし、人類文明を救済し発達させる努力にあるのであります」 ――安岡正篤
この言葉に出会ったとき、私は深く頷かずにはいられなかった。 人間の尊さとは、ただ平穏に生きることではなく、自らの内に宿る可能性を見つめ、磨き、世の中に貢献することにある――まさに、私が日々実践している「人生道場」の精神そのものだ。
■ 今いる場所こそ、自己鍛錬の道場
我が社には、こんな標語がある。 「今いる場所こそ自己を鍛え磨く!自己鍛錬の人生道場」 これは、どんな環境にあっても、そこを修行の場と捉え、自らを高めていこうという決意の言葉だ。 私はこの言葉を、自らの実践の軸としている。
日々、目の前に現れる課題を一つひとつ丁寧に、確実に解決していく。 そして、どんなことにも「必勝する」と心に決めて取り組む。 そのためには、常に「何のために」という大義を見失わず、物事の本質を見極める眼差しが必要だ。
■ 家族の声は、心の鏡
時に、妻や子どもたちからネガティブな意見をもらうこともある。 だが、私はそれを否定せず、「気づきの種」として受け取り、ポジティブに変換するようにしている。 「こんな見方もあるよ」と、そっと視点を差し出すことで、対話の中に新たな理解が生まれる。
家族は、私にとって最も身近な師であり、人生道場の仲間でもある。 その声に耳を傾けることで、自分の未熟さや偏りに気づかされ、また一歩、成長する機会を得ている。
■ 心を整える、祈りの時間
ただ、どんなに志があっても、心に余裕がなければ、焦りが生まれ、判断を誤ることもある。 だからこそ、私は毎朝・毎晩、感謝と誓願の法華経読誦を欠かさない。 仏智と大生命力を授け給えと祈り、自らの実践を誓う唱題行を通して、心身を整えている。
この祈りの時間は、私にとって魂の深呼吸であり、日々を清める大切な儀式だ。 そこから得られる静けさと力が、私の行動の源泉となっている。
日々の営みは、決して派手ではない。 だが、一つひとつの行いに誠を込め、心を磨き続けることこそが、人生を崇高にする道だと信じている。
今日もまた、人生道場の一日が始まる。 焦らず、驕らず、誠実に―― そして、感謝と誓願を胸に、歩み続けよう。
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