『後生に恥じぬ生き方』
2026.04.26
『後生に恥じぬ生き方』
人が死して後に残るものは、
集めたものではない。
与えたものである。
私は、この言葉にもう一つ重ねたい。
「今生の恥より、後生の恥を知れ」——
古より伝わる戒めである。
今この瞬間の体裁や見栄など、取るに足らない。
問うべきはただ一つ、
自分がいなくなった後に、何が残るのか。
誰の心に、どんな生き様が刻まれるのか。
残された家族に恥じぬか。
社員たちに胸を張れるか。
孫たちが「じいじはこう生きた」と語れるか。
その問いが、私の背筋を正し、
日々の言葉と振る舞いを律してくれる。
人は場に応じて顔を変えることができる。
だが私は、
いつでもどこでも、変わらぬ自分でありたい。
家族の前でも、
社員の前でも、
友の前でも、
そして独りのときであっても、
同じ心で立つ。
それこそが、後生に恥じぬ生き方だと信じている。
集めたものは、死とともに消える。
与えたものだけが、人の中で生き続ける。
だから私は、与える人生を選ぶ。
与えたものだけが、未来に残るのだから。
今日もまた、
静かな覚悟を胸に、
我が道を、威風堂々と歩み続ける。





