【人生2度目の誕生日 〜死線を越えて授かった命〜】
2025.11.28
【人生2度目の誕生日 〜死線を越えて授かった命〜】
2012年11月28日。
私はこの日を「人生2度目の誕生日」と呼んでいる。
死んでいても何もおかしくない状態から、奇跡のように戻ってきた日だ。
あの日、生かされたのではない。
──もう一度、この世に送り出されたのだ。と、
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■ 目覚めた瞬間の混乱と現実
会社で倒れ、救急搬送された記憶まではある。
しかし、その後の記憶はぷつりと途切れた。
次に意識が戻ったとき、目に映ったのは見知らぬ白い天井。
そして、そばで私の名を呼ぶ妻の声。
「どうしてベッドにいるんだ…?」
問い返す私に、妻は静かに、しかし絞り出すように状況を伝えてくれた。
その言葉を聞きながら、私はようやく理解した。
──自分は、生死の境を越えて戻ってきたのだと。
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■ あの世とこの世の狭間で見た光景
実は、長い間、誰にも言えなかった記憶がある。
夢だったのか、現実だったのか。
それでも、今も鮮明に焼き付いている。
川の向こう岸に、老若男女が花束を持って立っていた。
「おいで、おいで」──手招きをしながら。
その一方で病室では、赤いランドセルを背負った小さな少女が
ふわりと浮かび、笑いながら私に手を伸ばしてくる。
私が手を伸ばすと、
その少女はテレビの裏に隠れてしまう。
その光景は何日も続いた。
車椅子で動けるようになった4〜5日後、
私はどうしても気になってテレビの裏を覗いた。
──少女が隠れられるスペースなど、どこにもなかった。
「あの少女は…女神だったのかもしれない」
今でも、そう思っている。
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■ 生還後の誓い
命をもう一度授かった私は、心に決めた。
これまでの経験のすべてを総動員し、
家族のため、会社のため、
そして世のため人のために、残りの命を燃やし尽くすと。
そのためにまず取りかかったのは
──自分自身を整えること。
心を整え、身体を整え、志を整え、
人生の基礎体力を鍛えるところからやり直した。
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■ 家族の言葉に救われて
「生きているなら、それでいい。
会社のことは心配しないで。
みんなで頑張っているから安心して。」
妻のその言葉に、私はどれほど救われただろう。
あの一言が、折れそうだった心をそっと支えてくれた。
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■ 毎年の誓いと人生の羅針盤
この日が来るたびに、私は振り返り、そして誓う。
シンプルライフ × シンプルスタイル。
森羅万象から学び、
一番大切なものを中心に生き、働き、喜びを味わう生き方。
喜び生活。喜び仕事。喜び人生。
人生そのものを愉しみ、
知行合一・知ったことを行い続ける歩みを貫く。
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■ 14年目・第7ステージへの決意
これからのステージでは、
縁の下の力持ちとして会社を支え、
事業の基盤をより強固にする。
不動産事業の強化。
産業集積拠点構想の実現。
社会に「必要とされる存在」であるために、
静かに、しかし確かな火を胸に灯して。
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■ 森羅万象から学ぶ人生羅針盤とは
この世に存在するあらゆるもの。
先人の知恵、文化や風俗、成功哲学──
そうした森羅万象すべてを師とし、
日々の実践によって自分軸を鍛え、使命を全うする。
これが私の 人生羅針盤 だ。と、、、、、
やり甲斐、働き甲斐、生き甲斐を感じながら、
意気揚々と、ワクワクしながら歩むために。
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人生は与えられたものではない。選び直せるものだ。
私は一度、命の終わりに触れた。
それでも今こうして歩いている。
だからこそ断言できる。
人生は、いつからでも始められる。
命は、気づいた瞬間から燃え始める。
今日も生きている。
それは奇跡ではない──使命だ。
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