【子どもは未来からの使者──「just now」に生きる命と向き合う】
2025.12.03
【子どもは未来からの使者──「just now」に生きる命と向き合う】
子どもは、日本という国の宝であり、未来からの使者です。 その小さな手には、まだ見ぬ時代の希望と可能性が握られています。
けれど、そんな子どもたちの未来を育むために、私たち大人が本当に向き合うべきなのは、「いま」この瞬間なのです。
福祉広場理事長・池添素さんは、こう語ります。
大人が子どもを自分の都合、目線で見ている限り、 わが子のいま、ありのままの姿は決して見えてきません。 周囲の大人たちが、子どもの未来ではなく「いま」に どれだけ真剣に向き合い、尊重してあげられるかが、 子どもの未来を拓く鍵なのです。
子どもは「未完成な存在」ではなく、「いまを生きるひとりの人間」です。 泣いたり、笑ったり、怒ったり、夢中になったり──そのすべてが、かけがえのない「just now」。 その瞬間を見逃さず、受けとめ、共に味わうこと。それが、子育ての本質なのかもしれません。
「叱る」と「怒る」は違う──しつけの根っこにあるもの
子育ての中でよく耳にする「しつけ」という言葉。 でも、そこに「怒り」が混ざってしまうと、子どもの心には恐れだけが残ってしまいます。
「怒る」は感情の爆発。 「叱る」は愛の表現。
叱るとは、子どもがよりよく生きていくために、 「あなたを大切に思っているからこそ、伝えたい」という姿勢で向き合うこと。 そこには、静かな覚悟と、深い愛情が必要です。
よく、躾るというが、怒ると叱るは違うよ。
この言葉の重みを、私たち大人は忘れてはならないのだと思います。
根っこに「一源愛誠」があるか否か
子どもに向き合うとき、 叱るとき、 導こうとするとき、 あるいは、ただそばにいるとき──
その根っこに「一源愛誠」があるかどうか。 それが、すべてを決めるのだと思います。
愛から出た言葉は、たとえ厳しくても、子どもの心に届きます。 誠から出た行動は、たとえ遠回りでも、信頼を育てます。
「いま」を生きる子どもたちに、 私たち大人ができることは、 この一源の愛と誠をもって、まっすぐに向き合うこと。
未来からの使者である子どもたちのために、 いま、この瞬間を、心をこめて生きること。
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