【自らを修め、国を照らす――「一身独立」と「修身斉家」の交差点で】
2025.11.21
【自らを修め、国を照らす――「一身独立」と「修身斉家」の交差点で】
一身独立して一国独立す ――福沢諭吉
修身斉家治国平天下 ――『大学』(儒教)
時代も思想も異なるこの二つの言葉に、私は一つの共通した真理を見出します。 それは――「すべては一人の心から始まる」ということ。
福沢諭吉は、近代日本の黎明期において、国家の独立や繁栄は、国民一人ひとりの精神的・経済的な自立にかかっていると説きました。 一方、儒教の「修身斉家治国平天下」は、まず己を修め、家庭を整え、やがて国家を治め、天下を平和に導くという、内から外へと広がる徳の連鎖を語ります。
どちらも、「自分を整えることが、世界を整えることにつながる」という信念に貫かれています。
現代に生きる私たちへ
情報があふれ、価値観が交錯する今の時代。 「自分を見失わずに生きる」ことは、かつてないほど難しくなっています。 けれど、だからこそ――自らを律し、家庭を大切にし、社会に誠実に向き合うという姿勢が、静かに、しかし確かに、周囲に影響を与えていくのです。
一人の自立が、家族を照らし、組織を導き、やがて社会を変える。 その連鎖の起点に、私たちは立っているのです。
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