会長の生き方随想録〜人生第7ステージの心得〜
2026.01.16
会長の生き方随想録
〜人生第7ステージの心得〜(序 兼 総論)
人は誰しも、年齢とともに人生の役割を変えていく。
若き日は、夢を追い、がむしゃらに走る。
壮年期は、責任を背負い、成果を求めて戦う。
そしてある時から、人は「何を成すか」よりも、「どう在るか」を問われる場所へと歩みを進めていく。
私は今、人生の「第7ステージ」と呼びたい地点に立っている。
振り返れば、命の瀬戸際を二度越え、生かされている意味を自問せずにはいられない人生だった。多くの出会いに支えられ、会社を育て、家族を守り、そして今、その経営のバトンを次の世代へと託した。
いまの私の役割は、前に立って指揮を執ることではない。
後ろから支え、見守り、励まし、そして「在り方」で示すことである。
それは、会長という肩書を持つ者の仕事である以前に、一人の人間としての、人生後半の責任なのだと思っている。
この随想録は、成功談を書くためのものではない。
教訓を垂れるためのものでもない。
ここに綴っていくのは、
何を大切にして生きるのか
何を手放し、何を残すのか
どうすれば、悔いなく次の世代に道を譲れるのか
そして、人はどこまで行っても「どう在るべきか」
という、人生の後半戦に入った一人の人間の、正直な自問自答である。
私は思う。
人生の後半は、「勝つため」に生きる時間ではない。
「遺すため」に生きる時間なのだと。
それは、地位でも、財産でもない。
遺すべきは、「姿勢」であり、「考え方」であり、「生き様」である。
足るを知ること。
恭倹を旨とすること。
感謝と共に生きること。
人を活かし、次の世代を信じ、舞台を譲ること。
そして、生かされている命を、誰かのために使い切ること。
これらはすべて、私が人生の第7ステージに入って、ようやく腹の底から腑に落ちてきた心得である。
この「会長の生き方随想録」は、
その一つひとつを、折に触れて書き留めていく、私自身の“人生の整理帳”であり、同時に、誰か一人でも「生き方を考えるきっかけ」になればという、ささやかな願いでもある。
人生は、いつからでも、いくらでも、深く、美しくなる。
私はそう信じて、今日もまた、静かに、自分の歩幅で歩いていこうと思う。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「悪気はなくとも傷つける言葉」 -
会長の生き方随想録〜人生第7ステージの心得〜 -
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「一歩踏み出せた瞬間が克己」 -
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「変化に追いつけてこそ得意分野になる」 -
【足るを知り、恭倹に生きる】〜感謝と共に歩む日々〜





