住宅情報誌~創刊200号記念~
2019.07.24
おかげさまで、住宅情報誌躍進は、本号で創刊二百号を達成いたしました。
これもひとえに、みなさまのご支持、ご指導があっての賜物です。心より感謝いたします。
創刊号は、平成十五年一月の発行で、大きな節目となった第百号は平成二十三年四月発行です。
そして、その第百号には、東日本大震災に関する記事を掲載しております。
あの未曾有の大惨事は、ついこの間の出来事のように思い出され、
まさに月日の流れがいかに早いかを思い知らされる次第です。
そのような中、躍進は令和の時代を迎え、様々な試みに挑戦していますが、
平成の時代より、躍進の精神軸のひとつを支えた3KMにという考えをご紹介したいと思います。
■「生涯幸福設計図」となるプログラム
躍進では、土屋ホーム創業者・土屋公三氏が提唱している「3KM」を取り入れ、
今日に至るまで、自己の夢実現に向けて、日々自己変革に挑戦しております。
「3KM」の三つのKは、個人、家庭、会社であり、その繋がり、密接な関係を意味します。
そして、三つのMは、マーク(目的)、マネージメント(管理) 、モチベーション(意欲)です。
個人、家庭、会社においても、三つのMを用い実践して、人生をより豊かにし、何事にも勝ち進んで行こうと心に誓っております。
人は、誰しも個人、家庭、仕事の顔を持っています。それぞれの顔(分野)において、
しっかり基礎づくりをし、活性化させるとともに、個人、家庭、会社の三分野のバランスをうまく取ることにより、 より良い人生となります。
仕事に没頭するあまり、健康を害し、夫婦、親子関係が不和になるようでは、元も子もありません。
そこで、土屋公三氏は、社員をはじめ、より良い人生を標榜する人たちのために、生涯幸福設計図となる教育プログラムを四〇年前に開発しました。
躍進も、3KMを導入し社内研修を実施している途上です。現在、着実に各自の成長が見え始めております。
●自分の人生がより豊かに楽しくなる
3KMプログラムは、個人、家庭、会社の頭文字をとった「3K」に対し、
一人ひとりが目標(マーク)を持ち、それを管理(マネージメント)し、
実現に向けた意欲(モチベーション)を引き出す「M」を合わせて完成するのです。
3KMプログラムでは、まず、古今東西の成功事例者に共通する、ものの見方や考え方を学びます。
次に個人として、家庭人として、企業人としての目標を設定し、自分が望む姿とその行動計画を立てます。
「個人」は、社会、友人、住まい、財産、健康、心、趣味、教養、自己啓発、資格などの言葉がキーワードになります。
「家庭」は、先祖、親、配偶者、家族全員、子供、兄弟、親戚などがキーワードです。
「会社」は、使命、業績、基本動作、専門分野、収入、地位等がキーワードになり、
その一つひとつに自分の目標を立て、専用の手帳に書き込みます。
儒教、教書の一つ「大学」に記される「修身斉家治国平天下」(しゅうしんせいかちこくへいてんか)は、
天下を治めるには、先ず自分の行いを正しく、家庭を整え国を治め天下を平らかにすると言う教えですが、
治国を会社、平天下を平和、繁栄、幸福、豊かさと置き換えると3KMはぴったりと当てはまると開発者・土屋公三氏は仰っております。
生涯幸福設計図に則って日々、自分の目標を達成することにより、自分の人生が、より豊かに楽しくなるのです。
私も、人生の節目に、何故自分はこの世に生まれてきたのかと考えることがあります。
そして、その答えは「人生を楽しむためである」と私は考えています。
例えば、辛い時や困難がある時は、自分を磨き鍛えてくれる修練と捉え、
喜びへと変換していけば、ワクワク楽しく活動できるからです。
3KMを取り入れ、この生き方が世に伝播されれば、喜び多い社会になっていくと信じます。
そこで、私は、「他者の笑顔喜びが我が喜び」となるように、自らが主体者としてこの生き方を誓います。
いつでも、どこでも、どこまでも、「誠実かつ公明正大の振る舞い」を心掛け、ワクワク楽しく、一度きりしかない人生を大いに楽しみます。
●物事の有限性を再認識する
先月号(令和元年六月号)でもご案内したとおり、私は本年六月に、
新刊本『昭和と平成を翔け抜け令和へ』(定価一三〇〇円 高木書房刊)を上梓いたしました。
平成二十四年二月に上梓した『「共感・連帯」「結束・絆」』に続く二冊目の本です。
主に、平成時代における「ビジネスマン笠井輝夫」の歩みと、二度にわたる大病を克服した経緯を中心に綴っています。
しかし、私は本書のなかで校正ミスをしてしまいました。
小見出しと目次において、有言実行とすべき部分を〝有限〟実行としてしまったのです。
私らしいといえば、まさにそのとおりなのですが、それが怪我の功名、
災い転じて福となすではありませんが、非常に大きな気付きを得るきっかけとなったのです。
会社をとりまくすべての経営資源は、それぞれのレベルにおいて、有限です。
会社経営は、その限られた条件のなかで、すべての資源をフル活用し、目的、目標を
達しなければならないということに、改めて気付いたのです。
当たり前といえば当たり前なのですが、物事の有限性を的確に捉えているひとは、いったいどのくらいいるでしょうか。
「可能性は無限にある」という言葉は、あくまでものの例えであり、
実際の選択肢が有限であることは間違いありません。
しかし、その言葉に踊らされ、大言壮語を本気で語る人は、けっして少なくないのです。
物事の有限性を、冷静に客観的に、科学的に見つめることができれば、会社経営に限らず、
人生のすべての面において、的確な判断を下し、正しい方向性を導き出すことが可能となるはずです。
もし、限られた条件で満足しないのであれば、それは新たに作り出せば良いのです。
それは、企業におけるイノベーションになるだけでなく、自己変革にも通じることになるのです。
まさに、すべての物事は、〝有限〟実行によって成り立っているのだと思いました。
そして、会社経営は、ヒト、モノ、カネ、時間、知恵、情報など、限られた条件で勝負し、
ないものを創り出すことを、肝に銘じた次第です。
平成から令和に時代が変わり、躍進はどんどん成長、変化していきます。
同時に、住宅情報誌躍進も、三百号、四百号と発行し続け、お客さまをより密接な関係構築に努めたいと思います。
3KMも〝有限〟実行も、その先にあるものは、幸福の実現です。
そして、自分一人で幸福になるのではなく、身近な周囲の人達を巻き込んで幸福になり、一緒に人生を楽しみましょう!
今後とも株式会社躍進、住宅情報誌躍進をよろしくお願い申し上げます。
株式会社 躍進 代表取締役社長笠井輝夫
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