本気で夢を追い続ける
2023.01.21
本気で夢を追い続ける
明治の実業家・渋沢栄一氏は「夢なき者は理想なし。理想なき者は信念なし。信念なき者は計画なし。計画なき者は実行なし。実行なき者は成果なし。成果なき者は幸福なし。ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず」と述べています。
こうした意味の言葉は、渋沢氏に限らず、多くの先人実業家や先哲が述べていますが、例えば豊かな生活をしたければ、仕事で成果を出して報酬を得なければなりません。より多い報酬を得たいと思うのであれば、それを有効に実現させるための具体的・効果的な計画が必要でしょう。
そうした計画が出来上がれば、後はそれに沿って実行あるのみです。しかし物事は、実行するよりも計画・立案するほうがエネルギーを要求されるのです。多くの小説家が、書くことよりもプロット(詳細な内容を示した説明書)作りに心血を注いだり、料理人が新しいメニューのレシピを考え出したりするのに苦労しているのと同じなのです。
そんなプロットやレシピも含めた計画を立案・完成させるのは、「何としてもやり抜くぞ」という信念があったればこそ、挫けそうになった時の支えにもなるのです。そして信念は、理想を描くことで形作られます。理想とは実現できる最高レベルの姿だからです。
しかし、ここで「理想止まり」になってはいけません。理想の上には夢があるのですが、夢は必ずしも現実的ではなく、文字通り睡眠時に見る夢同様に、架空のままで終わる可能性も高いのです。
それでも、夢のある理想と単なる「理想止まり」では、物事のゴールの位置が違うものです。そして、夢があるほうが理想自体も実現できるようです。ならば、幸福実現のために、本気で夢を追い続けましょう。そして、そんな人には多くの賛同者や味方がついてくれることを忘れないでください。
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