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森羅万象から学ぶ人生「人口問題を真剣に考える」
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森羅万象から学ぶ人生「人口問題を真剣に考える」

2023.03.08

森羅万象から学ぶ人生「人口問題を真剣に考える」
以前、躍進でも積極的に推進しているSDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)の活用と有効性について特別投稿をしましたが、改めて全体を見回して気付いたことは、17の目標と169のターゲットを解決するための最大の共通項が、全世界的に人口を減らすことだということです。

 国連は、既に80億人を突破している世界人口が、2059年までに100億人を超えると推定しています。ちなみに今年中に、インドの総人口は約 14 億 2,800万人と中国を上回り世界最大となることが予想されています。

インドだけではなく、アフリカの発展途上国のなかには、人口増加が止まらない国がたくさんあるのです。先進国で出生率が低下しているのに、発展途上国で出生率が高いのは、出産に対する無計画性です。これは言うまでもなく、教育水準の低さが最大の原因です。

食糧不足やエネルギー不足、水不足は、すべて人口増加に伴って起こるものです。よく言われるのは、動物性たんぱく質確保のために必要な飼料は、牛肉1kgに対して11 kg、豚肉なら7 kg、鶏肉なら4 kg、養殖魚なら平均3 kg必要なのです。つまり、肉を食べたければ、その前に飼料生産により一層の力を入れなければならないのです。

 そこで最近注目されてきたのが昆虫食です。例えばコオロギなら1kgに対して飼料2kgで済むため、コオロギ煎餅などは、もはや一般化しているほどです。しかしこれも、思うように普及するのか、そしていつまで続けることができるのか、その将来性は不明です

SDGsは素晴らしい概念だと思いますが、まずは発展途上国に対する人口抑制政策からスタートしないと、絵に描いた餅に終わってしまうことを、みんなで強く認識しましょう。

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