森羅万象から学ぶ人生「頭の良さのタイプを考える」
2023.03.07
森羅万象から学ぶ人生「頭の良さのタイプを考える」
天才には様々なタイプがいますが、いわゆる万能とよばれるタイプの天才は少なく、レオナルド・ダ・ヴィンチが、その得意分野と広さと実績から、歴史上唯一万能の天才と呼ばれたぐらいです。
しかし、ダ・ヴィンチがもし経営者だったとして、企業家として大企業を作り上げたと思う人は意外に少ないものです。やはり、ものづくりの頭の良さと、経営や商売の頭の良さは違うからです。
そこで今回は、そんな頭の良さのタイプ別の特徴を考えてみたいと思います。特に職業別に特徴が分かれるようです。
まず、科学者をはじめとする研究者の頭の良さは、綿密な調査とデータ収集、それに基づく分析能力の高さだと思います。それに加えて実験などを積極的に繰り返し、偶然性を意図的に生み出し、それを綿密に観察して新しいものを発見するという好奇心を行使する力でしょう。
一方、数々の名作を書く小説家の頭の良さは、正確な取材能力と物事の本質を掴む能力だと思います。例えば、ミステリー作家が、実際に人を殺したことがないのに、平然と殺人事件を題材にした小説を書いて読者を納得させられるのは、まさに取材能力の頭の良さに他なりません。そして、架空の物語の中に、物事の本質を織り込む頭の良さが加わるのです。
そして、我々ビジネスマンに求められる頭の良さは、実体験を活かして正確に未来を予測し、目の前にある複数の選択肢から正解を見抜ける頭の良さです。そして、研究者や小説家の頭の良さとは違い、利益獲得を要求される頭の良さであることを忘れてはいけません。
このように、頭の良さにも色々なタイプがありますが、共通して言えるのは、物事を正確に把握し的確に判断しスピーディーに処理する能力です。そのことを強く認識し、自分にあった頭の良さを生かしてください。
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