森羅万象から学ぶ人生羅「当事者以外は沈黙すべき」
2023.11.25
森羅万象から学ぶ人生羅「当事者以外は沈黙すべき」
今年は全国各地で、熊による農作物や人間に対する被害が数多く報告され、やむなく駆除せざるを得ない状況に追い込まれている地域があちこちにあります。
そのような中、秋田県の佐竹敬久知事が、熊の駆除に対する鳴り止まない抗議電話を「業務妨害だ」とし、そういう電話は「すぐ切ります」と明言しました。
それらのほとんどは、県外の、熊が生息していない地域の住民から寄せられるもので、そういう人は、自分が実際に熊に襲われない限り、被害者の気持ちは一生理解できないと思います。
これは、幼稚園や保育園を新設する場合、反対の声を上げる人に対して、「冷たい」「親の苦労が分からない」「日本の将来を担う子供は国の財産であるから大きな気持ちで受け入れるべきだ」と、まったく無関係な地域や立場の人が発言するのとよく似ています。
こうした人は、園児の声がうるさいよりも、送迎に伴う駐車違反や、親のマナーの悪さに近隣住民が大きな迷惑を被っているという問題をまったく知らないか、もしくはあえて無視しているのです。私道でも鈴なりになって駐車違反をし、平気な顔でいる親などは枚挙に暇(いとま)がありません。
同様に、以前日本は難民問題に対して冷たいという意見をご案内しましたが、難民認定された人によってもたらされる様々なマナー違反、法律違反による近所迷惑は、その地域の人にとって深刻な問題なのです。
熊の駆除でも幼稚園・保育園の新設でも難民問題でも、メディアで上辺だけの無責任な議論に終始する評論家のようになることなく、当事者以外であるならば、静かに沈黙し事態を静観するようにしましょう。
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