森羅万象から学ぶ人生羅針「お金に道具としての命を吹き込む」
2023.08.18
森羅万象から学ぶ人生羅針「お金に道具としての命を吹き込む」
元F1ドライバーの片山右京氏は、「お金は道具である」と指摘しています。そして、「道具である以上、自分にとって必要な分だけあれば良い」と重ねて説明しています。
一見、お金ほどあればあるだけ有難く、邪魔にならないものはないと思いがちですが、その一方で、宝くじで数億円を当て一夜にして億万長者になった人のほとんどが、その後の人生を狂わせ不幸な末路をたどっているという事実もあるのです。
それは冒頭の「お金は道具」という概念がないことが一番の原因です。道具である以上、それを使いこなす腕がなければまったく意味がなく、むしろそのお金目当てに不審な人物がひっきりなしにつきまとうようになり、最終的にはその犠牲になってしまうのです。
お金を道具として認識するなら、自分の能力に合致した有効な利用法を試すのが一番です。「自分の能力に合致する」ことが大事なのは、例えば経営経験もないのに事業を興したり、よくわからない銘柄の株を第三者の言われるままに買ったりして、大失敗することを防ぐためです。
一番有効なのは自分磨きの投資ですが、これも明確な目標がなければ、虚しい道具の使い方になってしまいます。
それならば、思い切って社会貢献のために寄付をすることなどは、道具としてのお金の有効な活用法かもしれません。多額のお金が自分にとって不必要な道具と認識したのなら、社会貢献に活用することで、お金に道具としての命が吹き込まれることを忘れないでください。
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