森羅万象から学ぶ人生羅針「会社を輝かせる宝を育てる」
2024.03.31
森羅万象から学ぶ人生羅針「会社を輝かせる宝を育てる」
躍進では新卒者をはじめ、建築業素人もしくは初心者を採用し、社内教育で一人前に育て上げております。しかし、中小企業の多くは「専門職」「即戦力」に限って採用しています。
これには2つの大きな理由があります。1つは大企業と違って教育システムが整備されていないことが多いのです。資力のある会社であれば、素人を一人前のプロに育て上げる「投資」が可能だからです。
そして2つ目は、採用した素人が期待通りに育たない場合、それを理由に解雇することが難しいからです。例えばデザイナーのように、成果に対する評価基準があいまいな職種の場合、簡単には解雇できません。
それでも解雇を強行すると、裁判にもつれ込むことも少なくありません。そして実際に裁判になった場合、争点となるのは「十分な教育指導がなされた事実があるかないか」です。
裁判官は相対的評価ではなく絶対的な評価に基づいて判断します。例えば最低2回の配置転換などを行い、「やはりどの部署でも使い物にならない」となれば、そこでやっと絶対的評価として認めてくれるのです。しかしこれは、お金と時間をドブに捨てるようなもので、社員の神経は磨り減るだけです。
せっかく採用した人材であれば、宝に磨き上げたいものですが、玉石混交という言葉があるように、面接時には慎重に慎重を重ね、「この人物は玉になるのか、それともただの石ころにすぎないのか」を見抜きましょう。そのうえで適切な教育指導を施し、将来の会社を輝かせる宝を育て上げてください。
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