森羅万象から学ぶ人生羅針「何事も無意識に習慣化する」
2023.09.06
森羅万象から学ぶ人生羅針「何事も無意識に習慣化する」
イギリスの軍人・初代ウェリントン公爵であるアーサー・ウェルズリーは、「習慣は第2の天性となり、天性に10倍する力を有する」と述べています。ここで大事なのが、努力ではなく習慣としているところです。
努力だと、「やらなければならない」として自分を鼓舞する必要性が出てきますが、習慣となればもはや自律神経と同じで、自分で意識しなくとも自動的に実行し、何の苦痛も感じることがないからです。
そしてウェルズリーは、「天性に10倍する力を有する」としているところがキーポイントなのです。
先人・先哲の多くは、「努力は天才に勝る」と異口同音に述べていますが、習慣は努力と違い、辛さを感じさせない分だけ挫折することがなく続けられ、いずれ持って生まれた天性を上回る力を発揮するのです。
つまり、潜在意識のなかに行動を組み込めば習慣となり、無意識に自律的に行動するようになるのです。
これに関連して以前、土屋ホールディングスの創業者・土屋公三氏が開発した社員教育プログラム「3KM生涯幸福設計」において、潜在意識の重要性が述べられていることをご案内しています。
表面に現れている顕在意識は、意識全体の3~7%を占めるに過ぎませんが、潜在意識は全体の93~97%を占めています。習慣化とはまさに潜在意識を無意識に実践できるようにすることなのです。
朝起きたら無意識のうちに洗面所に行って洗顔・歯磨きをするように、読書をはじめ何事も無意識に習慣化できれば、持って生まれた才能をさらに伸ばし、今まで以上の成果が得られることを忘れないでください。
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