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森羅万象から学ぶ人生羅針「前提が間違った議論は意味なし」
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森羅万象から学ぶ人生羅針「前提が間違った議論は意味なし」

2023.09.07

森羅万象から学ぶ人生羅針「前提が間違った議論は意味なし」
 禅語に「問処分明(もんしょふんみょう)にして答処(とうしょ)親し」があります。内容が正しい質問をすれば、それに対する最も適した答えが得られ、そこから発展的な議論展開ができるということです。

そのためにまずは、正しい前提のもとに議論をしなければ、正しい答えは得られないということを忘れないでください。

この好例としてよくあげられるのが労働価値説です。これは、「人間の労働が価値を生み労働が商品の価値を決める」(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋)というものです。しかし商品価値は、一般的に需給バランスで決まるものですから、労働価値説では説明がつきません。

そして学者の中には、「マルクスの『資本論』は労働価値説という間違った前提からスタートしているので、いくら議論を積み重ねても間違った答えしか得られないので読んでも意味がない」と否定する人もいます。

 もちろん、苦労した労働に一切の価値はないと言っているのではないのです。労働の苦労は心情的に評価すべきものであって、必ずしも商品価値には反映されないからです。例えばいくら手の込んだ料理を作っても、不味ければお客さんは来ず、お金にならないのと同じです。

 これに関連して、以前世の中には使用価値と交換価値の2つがあることを説明しました。使用価値とはそれを利用したときに得られる満足であり、一方交換価値とは、前述の需給バランスによって、市場でいくらの値段が付くかによって決まるものです。しかしここでも、労働価値は議論されていません。

 様々な議論をする前に、「果たして議論の前提(テーマ)は正しいのであろうか」と再確認してください。そして改めて、前提が間違ったまま議論を進めることがないよう肝に銘じておきましょう。

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