森羅万象から学ぶ人生羅針「厳しさを面白いと思う」
2025.01.28
森羅万象から学ぶ人生羅針「厳しさを面白いと思う」
フィギュアスケーターの羽生結弦氏は、「壁の先には壁しかない。しかし人間は欲深いものだから課題が克服できたら越えようとする」と述べています。まさに人間の性(さが)を肯定した言葉です。
欲深いと言うと語弊がありますので、ここは「チャレンジ精神の塊」と理解しましょう。どっちにしろ目の前に次々と現れる壁は、乗り越えなければならないからです。大業を為すには、一難去ってまた一難の繰り返しなのです。
羽生選手は世界的な大業を成し遂げたアスリートですが、あの華麗な演技を成し得るには、人に言えない苦労があったはずです。
フィギュアスケートの場合、美しさを競う競技であるため、裏の苦労など微塵も感じさせない演技力が求められますが、端(はた)で見ていると楽しんで演技をしているのではないかと錯覚させられます。
これに関して、お笑い芸人の大御所である萩本欽一氏は、中堅お笑い芸人の質問に対し、「仕事って楽しくなんかない。厳しさを面白いと思うのが仕事」と指摘しています。
まさにその通りです。厳しさを面白いと思えなければ、目の前に立ちふさがるどんな壁も乗り越えることはできません。でもこれは、慣れの問題以前に、厳しいことにチャレンジしている自分を好きになれば良いことです。
こういう考え方の人は結構います。特に営業系の仕事に携わっていると、理不尽だなあと思うことは数知れずあります。しかし、厳しさを面白いと思えば、仕事を通して自己を燃焼することができます。そうすればやりがいも見いだせることを忘れないでください。
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