森羅万象から学ぶ人生羅針「問題解決には無私の心が必要」
2025.01.13
森羅万象から学ぶ人生羅針「問題解決には無私の心が必要」
イギリスの作家ギルバート・キース・チェスタトンは、「解決策が分からないのではない。問題が分かっていないのだ」という言葉を述べています。これはビジネスシーンだけでなく、様々な場面で現実に起こっています。
問題が分かっていないのは、知識・情報不足、経験不足、立場の違い、勘違い、自己の利益優先など色々な理由があり、またそれも1つではなく複数に及んでいるものです。そのためどこまで行っても、議論がかみ合わない最大の原因なのです。
問題を理解するためには、知識や情報を共有することから始めなければなりません。それによりビジネス上の問題ならば、人間関係なのか、予算面なのか、技術面なのかが明確になります。
これに経験や立場の違いを加えると、新人とベテラン、営業職と事務職、男性と女性などでも、その違いを埋めるための情報交換・共有が必要となります。
しかしここで、落とし穴があります。それは公平か利己的かという内面の問題です。「この問題を解決すると自分の立場が危うくなる」という場合、それでもあえて進んで犠牲的な立場を取る人もいれば、何が何でも自分の利益を守るため、「我田引水(がでんいんすい)」に走る人もいます。
未知の知識や情報、経験を得る時にも、面倒くさいという極めて私的な心が邪魔をします。そうすればいつまでたっても問題は理解できません。問題解決には無私の心が必要であることを肝に銘じておきましょう。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針「問題解決には無私の心が必要」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針「昇進初日は入学式のようなもの」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「つまらない人を昇進させない」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「例を挙げ脳に刻み込む」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「潜在意識に構成力を持たせる」