森羅万象から学ぶ人生羅針「実践の場数がものを言う」
2023.08.05
森羅万象から学ぶ人生羅針「実践の場数がものを言う」
内閣総理大臣を務めた田中角栄氏のもとには、次の選挙に出たいと願う新人候補希望者がひっきりなしに訪れていました。しかし田中氏は、そんな彼らに対して「戸別訪問3万軒、辻説法5万回、これをやれ。やり終えたら改めて俺のところに来い」と諭したと言います。
戸別訪問を1日100軒やれば1年を経ずして3万軒を超えるので、比較的容易かもしれませんが、辻説法5万回は、警察への届出・承認手続きもあるので、仮にやっても1日20カ所が限度でしょう。それを1日の休みもなく5万回やるとなれば7年弱かかります。
もちろん、3万軒の訪問、5万回の辻説法は、物の例えだと思いますが、年齢にもよりますけれども決して出来ない回数でも年月でもないのです。現に内閣総理大臣を務めた野田佳彦氏は、県会議員時代からJRの船橋駅前(千葉県)で25年間も街頭演説を続けていました。
田中氏は、政治家としての基本を、地味にコツコツ繰り返しもしないで、いきなり自分(田中氏)の力を借りて政界デビューを果たそうという態度の甘さを指摘していたのです。野田氏は辻説法を行いながら、逆に声を掛けられ、国民の生の声を聞くことができ、政治家としてのあるべき姿を掴むことができたといいます。
当然ながら、ビジネスマンにも同じことが言えます。これに関連して、人から興味深い話を聞いたのでご案内したいと思います。ある会社では、営業マンを中途採用する際、超有名大企業に在職していた人は一切採用しなかったのです。
その理由は「大会社の社員は、下請けの販売会社のケツを叩いて営業の仕事をした気になっている人が多く、自分でお金を掴んだ経験が少ないから」だそうです。まさに、田中角栄氏の力を利用し苦労しないで当選しようとする候補者と同じです。何事も実践の場数がものを言うことを忘れないでください。
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