森羅万象から学ぶ人生羅針「情報を適切に伝える」
2023.09.21
森羅万象から学ぶ人生羅針「情報を適切に伝える」
環境の変化は、同時にそれまでに構築されたネットワークの変化を生み出し、さらに企画や計画、設計などの変更なども余儀なくされるものです。
そして、そのとばっちりでプロセスの混乱が生じて、それまで正常に機能していた情報のネットワークが遮断され、組織間の断絶に発展するのです。
環境の変化における情報ネットワークの遮断を防ぐには、ゴールを最初に明確にして、そこから逆算しながら変化に対応するように努めることです。そのプロセスにおいて、まず情報ネットワーク確保が優先され、その土壌をもって改善計画が進められるからです。
しかし、現実には100%の事象において、ゴールを決定した後に改善計画が進められているわけではなく、いわゆる「見切り発車」でとりあえずスタートし、やりながら最善の方法を考えていくことが往々にしてあります。
もしそうなった場合は、全体を取りまとめているトップやリーダーにすべての報告が行くようなシステムを構築しなければなりません。いかなる細かい変化にも正しい指揮命令を出してもらい適切に対応するためです。
そして、情報の遮断が一番起きやすいのが人事異動です。その際に起こるのは、不十分な引継ぎで、それが組織内ではまるで玉突き事故のように散発するのが現実なのです。
人事異動に限らず、必ず組織上部の人間がすべての情報を把握し、その上で適切に担当部署の人間に必要な情報を伝えることを忘れないでください。
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