森羅万象から学ぶ人生羅針「意思を示して意志を貫く」
2024.02.21
森羅万象から学ぶ人生羅針「意思を示して意志を貫く」
よく似た言葉に意思と意志があります。しかし最近はマスコミにおいても、この2つが逆に使われたり混同して用いられたりしているようですので、ここで改めて整理しその活用法を示したいと思います。
意思とは、四字熟語の意思決定のように、自分の考えや思いを示した言葉です。それに対して意志は、「意志が強い」などのように用いられる通り、精神状態を示す言葉です。
そして仕事に限らず、物事を成し遂げようとする場合、意思も意志も両方必要で、まさにクルマのエンジンとガソリンのような関係にあります。意思というエンジンを構築して、意志というガソリンで動かすのです。
意思は前述のように、「自分はこうしたい」という明確な気持ちで、それを示す以上その裏付けとなるエビデンスを明確にしなければなりません。その上で意志をもって実現するのです。
クルマ同様に、性能の良いエンジンであれば燃費も良く快適な走りを実現します。そのエンジンに当たる意思はエビデンスを明らかにすることも大事ですが、何よりも「自分はこうしたい、こう思う」という素直な気持ちが必要です。
その場合、興味や好奇心だけでなく、「ひょっとしたらいけるかもしれない」というひらめきや直感も意思として認め、大いに尊重しましょう。そして何よりも、好きであればあるほど、示した意思を実現するための意志が貫きやすくなることを忘れないでください。
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