森羅万象から学ぶ人生羅針「正しい投機の意味を知る」
2023.07.30
森羅万象から学ぶ人生羅針「正しい投機の意味を知る」
投資は会社に出資するなど、健全な経済活動として認識されていますが、投機となると、ビジネスの世界ではどうも悪い意味でしか使われない言葉です。
ウィキペディア(Wikipedia)を参照しても、「不確実だが当たれば利益の大きい事を狙ってする行為」とされ、「上がるか下がるかに賭けた売買を行うゼロサムゲーム」とか「付加価値を生み出す資産の動きを予想しプラスサム・ゲームである投資とは異なる」とされ、決して良い意味での解説はなされていません。
結局、短期的な相場変動を見抜いて、そこから利益獲得を目指すわけですから、悪い言い方をすれば、人の上前を撥(は)ねているに過ぎないのです。
しかしこれは、元々は仏教用語で、「機」とは修行で得た力が自然と滲み出て、それを元に大いに活躍するという意味なのです。よく考えれば「機」の字は、機会の「機」であり、チャンスを生かすために、力を「投じる」ことで投機と考えるのが本筋でしょう。
つまり投機とは、師が自らの弟子に対して一歩でも悟りに近づけるようにサポートすること、もしくは自ら「機」を学び、自分の潜在能力に気付いてそれを最大限に善用することなのです。
しかし、これを「投機の本当の意味はこうなんだよ」などと説明する必要はありません。肝心なことは、正しい投機の意味を知った瞬間に、様々な実証実験を行い、そこで得た成果を実践実証することで本当の価値が見いだせることだと強く認識してください。
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