森羅万象から学ぶ人生羅針「第2の誕生日に成長を確認する」
2023.09.09
森羅万象から学ぶ人生羅針「第2の誕生日に成長を確認する」
フランスの哲学者ジャン=ジャック・ルソーは、「人間には2つの誕生がある。1つはこの世に現れた誕生、もう1つは生活に入る誕生である」と述べています。ここでいう生活とは自立することです。それにより自分の力で生きていく誕生が実現するのです。
また、結婚も誕生の1つでしょう。自分のことよりも、伴侶や子供など家族の存在を尊重しなければならないように生まれ変わるからです。
念のため、誕生という言葉にはどのような意味があるのか調べてみると、その中に「物事や状態が新しくできること」(デジタル大辞泉より抜粋)があります。それには、前述の自立や結婚などの大きな「きっかけ」が必要となります。
その「きっかけ」が私にもありました。これまでに何度もご案内している、2012年11月28日に発症した脳内出血から生還したことです。しかし、左半身の機能を失うという形での生還でしたが、周囲の人やリハビリスタッフさんの援助がこれほど有難いと思ったことはありませんでした。
そして、失った左半身の機能(おかげさまで一部回復しております)よりも、その何倍にも値打ちがある、人の思いやりに対する、今まで以上に強い感謝の気持ちを手に入れ、より良く生まれ変わりました。まさに前述の通り、「物事や状態が新しくできること」を実現したわけです。
そのため私は11月28日を、第2の誕生日と定めています。自立や結婚、私が経験した大病などではなくても、もし自分が「今日から生まれ変わった」と実感したらそれを第2の誕生日と心得て、毎年その日の自分は昨年にくらべてどの程度成長したかを確認し、自分の夢に近づく一里塚としてください。
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