森羅万象から学ぶ人生羅針「良い意味での類は友を呼ぶ」
2023.10.11
森羅万象から学ぶ人生羅針「良い意味での類は友を呼ぶ」
『論語』に「君子は文(ぶん)を以て友を会し、友を以て仁を輔(たす)く」があります。立派な人は、学ぶことで自らを磨き、それを周囲の人に認めてもらい、そうした人の力を借りて、さらに思いやりのある人格者に成長していくという意味です。
これはビジネスの世界では、重要な基本要素です。専門的知識は言うに及ばず、教養書等を広く読んで人格を磨き、それを実践の場で活かすことで、「あの人はなんて懐が深いのであろうか。ぜひ一緒に仕事をしたい」となるものです。
そうした立派な人には、同様の立派な人が集まり、良い影響を受けてさらに成長していきます。そしてこれは、自分の部下にも大いに言えることです。自分だけが学んで立派な人になるだけでは不十分です。たった1人でも良いですから、自分に勝るとも劣らない立派な部下を育て上げ、それをリーダーとした組織を作っていきましょう。
能力も人格も優れた部下がリーダーになれば、周囲の人間がよほどひねくれ者でないかぎりその部下を支持するものです。そうしてその部下に、同等の能力や人格を持った仲間ができればしめたものです。これを繰り返していけば、組織はそれぞれの小さな良き集団に支えられた強固な体制を確保できるのです。
様々に学び人格を磨くことで、それに魅力を感じた仲間ができるという仕組みを部下に指導することで、出来の悪い者同士が呼び寄せ合う状態を皮肉った「類は友を呼ぶ」という言葉が、良い意味で使われることを実感してください。
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