森羅万象から学ぶ人生羅針「見た目の賞味期限は短い」
2025.01.22
森羅万象から学ぶ人生羅針「見た目の賞味期限は短い」
ドイツの文豪ゲーテは、「虹も15分出ていると、もはや誰も眺める者はいない」と述べています。要するにいくら美しくとも、その値打ちを感じられなくなるのは意外に早いということです。
私の友人は、いわゆる都内のタワーマンションを見学した時、東京中が360度の範囲で見渡せるその眺望に驚いたのですが、たった30秒で飽き、「毎日見たいとは思わない」といい、それからタワーマンションの欠点のオンパレードになったのです。
「停電になったら40階までおじいちゃんでも階段を上らなければならない」「エレベーターに嫌いな奴と同乗したくない」「地震の際の揺れは大きい」など、さんざん欠点をあげつらったといいます。
これは食べ物にも言えるのではないでしょうか。高級フレンチなどは、お祝いの際などでたまに食べるから美味しいのであって、毎日舌鮃(したびらめ)とズッキーニのムニエルを食べたいとは思いません。
そして交際相手ですが、確かに見た目がカッコいい、美しいに越したことはありませんが、それはきっかけに過ぎないのです。大体3日で見た目の価値はなくなり、その後は内面に目が向けられます。
特に女性が男性を評価する場合、例えばレストランの店員に過剰なカスハラをする姿を見て、嫌な内面を知り1回でも心の「デッドライン」を下回れば、その後どんなに努力しても、その男性に魅力を感じなくなると言われています。
見た目の賞味期限は異常に短いものです。どんなものでもやはり大事なのは中身であると再認識してください。
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