森羅万象から学ぶ人生羅針「説明能力の重要性」
2023.10.31
森羅万象から学ぶ人生羅針「説明能力の重要性」
アメリカの発明家であるチャールズ・ケタリング氏は、「問題を手際よく表現することで、問題は半ば解決されている」と述べています。これは説明能力の重要性を説いた言葉なのです。
私の会社・躍進でも、問題に直面した時に、問題に気付くスピード、問題を解決するスピード、同じ問題を繰り返さないように改善改革するスピードという3つのスピードをより速くすることを重視しています。
そして冒頭の、「問題を手際よく表現する」は、問題に気付いた時に、関係各方面に適切に説明することで、その後の解決も再発も合理的に進むという意味です。
問題を手際よく表現できない理由はたくさんありますが、大きなものとして3つ挙げられます。1つ目はボキャブラリーが不足しているため、適切な日本語を見つけることができず、場合によっては誤った言葉で伝えてしまい、最初からやり直しなどということに陥るからです。
2つ目は、結論を先に伝えないことです。問題解決に限らず、ビジネスにおける報連相のすべては結論・説明・補足・総括の順に行わなければなりません。
特に重要なのが説明の部分で、ダラダラと長く述べるのではなく、できれば3つ以内の箇条書きで、端的述べることが大事です。これが十分に果たされていれば、補足も総括もほんの一言、二言で済むのです。
そして3つ目は、問題の本質に気付いていないことです。的外れな点を指摘すれば、その後の議論の方向性も間違った方向に進み収拾がつかなくなってしまうからです。
問題に気付くスピード、問題を解決するスピード、同じ問題を繰り返さないように改善改革するスピードは、すべて説明能力に左右されます。その重要性に気付き、ボキャブラリーを蓄え、結論最優先を実践し、本質を見抜く眼力を養うことを忘れないでください。
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