森羅万象から学ぶ人生羅針「誰にも負けない付加価値をつける」
2023.12.08
森羅万象から学ぶ人生羅針「誰にも負けない付加価値をつける」
私が代表取締役会長を務める株式会社躍進では、成果を評価する一番大きな物差しは、粗利の目標を達成しているかどうかです。なぜなら、粗利が大きければ、言うまでもないことですが、営業利益や経常利益、当期純利益を十分に確保でき、販売管理費、営業外費用、特別損失も吸収できるからです。
この粗利至上主義を実践する際、絶対に誤解していただきたくないのは、仕入先や協力業者をいじめて成果を上げていないことです。つまり、安く叩いて粗利を確保するのは、「躍進5原則」に反するからです。
適切な粗利を確保するには、誰にも負けない付加価値をつけることで差別化を図ることです。これは必ずしも相見積もりが利かない有効な特許等を取得することだけでなく、躍進のような住宅建築、点検業務に携わる業種の場合、ヒトという経営資源に手厚くすることで、サービスの評価がグンとあがります。
これは住宅・建築業に限らず、例えば飲食業なども同様です。飲食業は非常に利幅が薄い業種なので、付加価値を生み出すのは料理人の腕だからです。
例えば、玉子とネギだけで作った炒飯などは、コックさんの腕の差が見事に現れる一品で、同じ材料でも300円しかとれない料理か、1000円でも行列ができるかは、まさに付加価値によるもので、利益の源泉になるのです。
このように、誰にも負けない付加価値をつけることで、薄利多売などに頼る必要性がなくなることを肝に銘じておきましょう。
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