森羅万象から学ぶ人生羅針「軽い気持ちで起業しない」
2025.04.09
森羅万象から学ぶ人生羅針「軽い気持ちで起業しない」
これでよく組織の体(てい)を為しているなと、半ば呆れてしまう会社に遭遇することがたまにあります。それを一番に感じるのは、いわゆるたらい回しにされたときです。
「これは営業部のAさんの仕事」から始まり、「確かにAさんの仕事だが、管理部のBさんの方が実務に詳しいのでそっちを尋ねたほうがいい」に変わり、「何言ってんの。これはAさんの仕事なんだから必ず彼に確認させて」と元に戻され、最終的には関係ない「Cさんに聞いてみて」とたらい回しされるのです。
こういう無責任体質を生み出す要因は大きく分けて3つあります。1つ目は、誰も自社の強みを理解しておらず、それをどうしたらよいか、企業トップをはじめ皆が知らないことです。
2つ目は、1つ目同様自社の強みを理解していないため、どのような部署を設置し、それに相応しい責任者を配置すればよいのかまったく分かっていないことです。
そして3つ目は、前述のたらい回しにみられるように、各部署の協力関係がまったく構築されていないことです。
しかしこんな会社は、石を投げれば当たるほどに多いのが現実です。こうなってしまった原因は、極めて軽い気持ちで創業者が起業したせいです。
創業者が組織のあり方を理解していないので、当然ながら部下も理解していません。もっと言えば、理解できる部下はとうの昔に退職しているでしょう。
そんな会社には未来はないと思って間違いありません。創業設立するときは本当にこれっぽっちの隙も無いようにして実行してください。
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