森羅万象から学ぶ人生羅針「部下を育てる能力の要」
2023.11.17
森羅万象から学ぶ人生羅針「部下を育てる能力の要」
部下を育てるには、むやみに規則で縛り上げるのではなく、説得したり鼓舞したりしながら、自分の思うところを十分に伝えることです。
しかし、ライバル会社の失態などによってもたらされたまぐれの成果は、一切評価してはいけません。まぐれを評価すると社員が驕りに走るからです。
そうした社員の適材適所を見抜き、現場状況に応じた最適な人事配置を行う必要があります。それには、決して成果を急がせないでください。確かにスピードは重要ですが、成果が実るのは、必要に迫られながらもチャンスをものできるタイミングを見極め実行することだからです。
そして、予測しなかった事態に遭遇すると立ち直りが遅くなりますが、あらかじめ事態を予測していれば立ち直りは早くなります。つまり企業トップは、「想定内」とされる選択肢をたくさん持っていなければならないのです。そうして戦う力を身につけさせれば、部下をより幅広く成長させることに成功します。
これは裏技かも知れませんが、獅子が我が子を千尋の谷に落とすように、あえて部下をやむを得ず戦わざるを得ない状況に追い込むことも有効です。なぜなら人間は、必要に迫られてこそ十分に能力を発揮するからです。
そんな部下を援護射撃するために、企業トップは新手(あらて)の策を常に考えていく習慣を身につけておきましょう。そして、ライバル会社が考える策をいち早く見破り、それを実行しても無駄に終わるような先手の備えを完璧にしておくことを忘れないでください。
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