森羅万象から学ぶ人生羅針「黙って行動に移す」
2025.01.27
森羅万象から学ぶ人生羅針「黙って行動に移す」
ノルウェイの劇作家ヘンリック・イプセンは「心に残るのは千の忠告より1つの行為だ」と述べています。例えば、会社の廊下にゴミが落ちていたら、「ちゃんと拾っておけ!」というよりも、自分自身が黙ってゴミ拾いするのです。
そういう姿は、誰かが必ず見ています。ゴミを拾わない人は、誰かが拾ってくれるだろうという勝手な憶測を立て、そのまま見て見ぬふりをします。そうこうしているうちに、ちょっとお人好しのタイプの社員が拾って屑籠に入れますが、だからと言って、特に不平不満を言うわけではないのです。
つまり当然のこととしてゴミ拾いをしただけで、人に褒められようなどと思ってもいないのです。こういう人はカッコいいと思います。カッコいいと思ったら真似したくなるものです。
同様に、町内会の会議の席上では、古株(ふるかぶ)の役員の発言回数が大抵多いものです。しかしその中身は、「ああすべきだ、こうすべきだ」「あんなことはしてはいけない」など忠告のオンパレードですが、動くのは口ばかりで自分自身は何1つ手を動かすわけではないのです。
「若い連中がどれだけできるか静かに見守っていたい」と言うのなら、黙っていてほしいと思います。それができないのであれば、老骨に鞭打って最前線に立つべきでしょう。
忠告するだけでお金がもらえるのは、評論家とコンサルタントだけです。真のビジネスマンなら黙って行動に移しましょう。
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