森羅万象から学ぶ人生羅針盤― 空気を悪くする人 ―
2026.02.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
― 空気を悪くする人 ―
組織には目に見えない「空気」があります。
それは風のように姿は見えませんが、確実に人の心を動かし、成果を左右します。
澄んだ空気のもとでは、個々の力が自然に結び合い、思いがけない相乗効果が生まれます。
山に清風が吹けば木々が一斉にざわめくように、良い空気は人を一つにまとめます。
その空気をつくれる人は、まさに組織の宝です。
しかし一方で、重たい空気を生み出してしまう人もいます。
本人は「嫌われ役を買って出ている」と思っていても、実は信頼を失っているだけ――
そんなことも少なくありません。
なぜそうなるのでしょうか。
多くの場合、その人は
「自分は正しい。間違っているのは周囲だ」
という前提に立っています。
自然界に目を向ければわかります。
太陽も風も水も、自らを誇示することなく、ただ役割を果たしています。
自分の正しさを声高に主張する存在は、自然の中にはありません。
先人は言いました。
「愚か者にはさまざまな種類がいるが、最も厄介なのは一生懸命な愚か者である」と。
一生懸命であること自体は尊い。
しかし、前提が誤っていれば、その努力は周囲を疲弊させるだけです。
正論のつもりの言葉も、信頼を失えば空気を濁らせます。
正しいと信じることは大切です。
けれども同じくらい大切なのは、
「もしかしたら自分が間違っているかもしれない」と
立ち止まれる勇気です。
澄んだ空気は、謙虚さから生まれます。
人は、正しさよりも“在り方”に心を動かされるのです。
自分は、組織の空気を澄ませる存在か。
それとも、濁らせる存在になっていないか。
森羅万象は、今日も静かに問いかけています。
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