森羅万象から学ぶ人生羅針盤「「明日はできない」を意識する」
2021.02.03
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「「明日はできない」を意識する」
成長は、成熟期を過ぎると鈍化します。新陳代謝の速度が遅くなるからです。そして、その後は、どんどん老化が進むのです。
高齢者が筋トレに励む姿を、ときたま目にしますが、これは、筋トレをすることによって、全身の細胞を刺激し、少しでも成長させようとしているのです。
その成長の作用が、老化の作用を抑え、老化するスピードを遅くしているわけですが、年を取れば取るほど、老化のスピードのほうが速くなっていくのです。
しかし、我々は、高齢者に限らず、いかなる年代においても、成長と老化の2つを意識しなければなりません。それは、未来をどのように捉えるかによって、違ってきます。そして、老化を意識することのほうが重要なのです。
例えば、今日できないことがあっても、明日やればいいという考えは、成長を意識しているから、生まれるのです。
しかし、今日やらなければ、ひょっとしたら明日はできないかもしれないと考えるのは、老化を恐れている証拠です。
確かに、成熟期の若い人は、物事を先延ばししても、いずれ成し得る可能性は十分にありますが、高齢者は、そうはいかないでしょう。
しかし、成長の真っ只中にある若い人でも、一寸先は闇なのです。突発的な事故や、天変地異に襲われ、期待に胸膨らんだ明日が必ずくるとは限らないのです。
それならば、成熟期の若い人でも、自分も老化していると仮定し、何事も「明日はできないかもしれない。今日やらなければならない」と思いながら、臨むべきでしょう。そうすれば、老化に対する恐れもなくなり、極めて充実した日々を送ることができるのです。
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