森羅万象から学ぶ人生羅針盤「いつまでも素直で居続ける」
2022.02.25
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「いつまでも素直で居続ける」
前回は、悪い意味の馬鹿をお話いたしました。そして、今回は、良い意味での馬鹿についてお話いたします。それは、素直という言葉に置き換えられるのです。
『天才バカボン』などの作品で知られる漫画家・赤塚不二夫氏は、「自分が最低だ、一番劣ると思っていればいい」としています。そうすると、他人の言っていることがちゃんと頭に入ってくるからです。さらに、「自分が偉いと思っていると、他人は何も言ってくれない」と述べています。
つまり、常に素直であれと言っているのです。それは、自分の能力不足を冷静に客観的に認識して、変な自尊心を捨て、事実を受け入れることです。そうすることで、周りの人が優秀だったら、その人の意見は正しい可能性が高く、聞く価値があると思えるようになります。それだからこそ、他人の意見に耳を傾けても、乾いたスポンジが水を吸うように、自分に足りないものを吸収できるのです。
赤塚氏は、ライバルたちが先に売れっ子になっても、決してひがむことなく、周囲の意見に耳を傾けていたと言います。そして、赤塚氏のこの言葉の中で一番大事なのが、「自分が偉いと思っていると、他人は何も言ってくれない」という部分なのです。つまり、成功者になっても、謙虚な姿勢を忘れることなく、素直に他人の意見に耳を傾けていなければならないのです。
どんなレベルに至っても、「上には上がある。自分は馬鹿のままだ」と思っていれば、人間は間違いなく成長します。いつまでも素直で居続ければ、周りの人は決して見放すことはなく、様々に良い影響を与えてくれると強く認識し、どんどん成長しましょう。
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