森羅万象から学ぶ人生羅針盤「いつも現場の声を聞く」
2024.12.24
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「いつも現場の声を聞く」
企業トップは、必要以上に現場の声に耳を傾けなければなりません。そのためには、社員が話しやすい空気を作るのです。当たり前の話ですが、誰にでも言い分があり、当然社員にも企業トップに対して言い分があります。しかしそれに対して全否定すると、間違いなく人心は離れていきます。
社員の顔を立て、全体の4割は言い分を認めましょう。これはモチベーションアップにつながるだけでなく、恨みを持たれないためにも有効です。恨みを持たれると、ライバル会社に就職し、会社のノウハウだけでなく、顧客も持っていかれます。顧客名簿や名刺は持ち出し禁止ですが、頭の中にあるデータだけは消去できないからです。
そうすることで、企業トップが知っておいた方がいいと思うことを腹蔵(ふくぞう)なく話してくれます。場合によっては、組織の在り方についても気になる点を指摘してくれるようになるでしょう。
さらに、これだけは今すぐやらなければならないことや、これをやったら会社が無くなる可能性があることまで話してくれます。
そして、とことん話をさせた後に、「勉強になった。これからも私に聞きたいことがあればなんでも話すから遠慮なく聞いてくれ」と、こちらから踏み込むのです。
こういう会話のキャッチボールと特別な人間関係ができれば、いつも現場の声を聞ける体制が整い、先手先手で物事を進められるようになることを忘れないでください。
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