森羅万象から学ぶ人生羅針盤「お金の重要性を教える」
2024.08.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「お金の重要性を教える」
古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉に、「金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかが判るまで、彼を褒めてはいけない」があります。
これまでに幾度となく「お金の使い方でその人の人間性が分かる」という意味の言葉を述べてきました。お金は違法でなければどんな儲け方をしても良いのです。
しかし大事なのは、儲けたお金をどう使うかで、その人の人間性が分かるということです。以前、やたら人に飲食を奢るのは自分を大きく見せたい証拠で、持ちつけないお金を持った人の「お里が知れる」行為であると指摘しました。
また、「お金持ちはお金に汗をかかせる」と言います。つまり利回りの良い金融商品に投資し、元金を何倍にも増やすのですが、これはハイリスクハイリターンの典型です。これもほどほどにしないと大火傷を負うことになります。
こうした中、いわゆる名家と呼ばれる方々は、教育をはじめ人の未来に投資することを最優先します。それはお金に魂を吹き込むことなのです。
そして同時に、子供にお金の重要性を教えます。江戸時代の有名な商人が、川に小銭を落とした時、数人掛かりで川をさらい、その小銭を回収したといいます。その理由は、「お金というものは、そういうところ(川底)にあるべきものではないから」です。
まさに、1円でも足りなければ電車にも乗れないというお金の重要性を知っている人と言えるでしょう。そうした人が子供に、お金は正しく使うことが重要で、決して使われてはいけないことを教育している姿を見つけた時、はじめて褒めても良いと思います。
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