森羅万象から学ぶ人生羅針盤「きちんとしている人がモテる」
2025.12.27
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「きちんとしている人がモテる」
ある友人が、こんな問いを投げかけてくれた。
「当たり前の話で恐縮ですが、私だって若いうちは、きれいな女性にモテたいと思っていました。それにはカッコよくふるまうことであり、できればお金があれば、なおのことモテると本気で信じていました。 しかし63歳になり、そんな“モテたいと思う湧き水”も枯れてしまった今のほうが、なぜか若い女性のほうから声をかけてもらえるようになっています。もちろん交際目的などではなく、人として多少なりともリスペクトしてもらえているからだと思っています。 私の年齢だと、まだまだ“先輩”がたくさんいらっしゃいますが、そんな皆様の中で、女性にモテる人は皆きちんとしている人です。つまり長年にわたって磨かれた内面が、無意識のうちに外側に出て、人格が認められた人が若い女性にモテるのです。」
この言葉を受けて、私はこう答えた。
「僕はありのままに人生を生きてきたから、モテたいという意識はゼロに近いよ。」
少年時代、私は男の中で生きてきた。やんちゃで、硬派で、「売られた喧嘩は買う」が信条だった。 今思えば、やりすぎたこともあった。笑って話せるようになったのは、きっと時間と経験が心を丸くしてくれたからだろう。
あの頃の自分に、今の私が声をかけるなら、こう言うだろう。 「お前はお前でよかったぞ。あの時代があったから、今がある。」
今の私は、喧嘩を売られても、まずは平和解決の道を選ぶ。 それは、弱くなったからではない。 むしろ、強さの質が変わったのだと思う。 ぶつかることでしか伝えられなかった想いを、今は言葉や姿勢で伝えられるようになった。 それが、年を重ねるということなのかもしれない。
「きちんとしている人がモテる」—— それは、外見や肩書きではなく、長年の生き様がにじみ出た“人格”への敬意。 若い人たちは、そんな静かな強さを敏感に感じ取っているのだろう。
モテるかどうかではなく、どう生きるか。 その問いに、今日も自分なりの答えを重ねていきたい。
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