森羅万象から学ぶ人生羅針盤「こだわりを捨てる」
2026.04.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
「こだわりを捨てる」
以前、人気演芸番組『笑点』の司会者である落語家・春風亭昇太師が、師匠の春風亭柳昇師から次のように教えられたという話をご紹介しました。
「人から何かを勧められたら、まずはやってみなさい。自分に合えば大きな糧になるし、合わなければその時点でやめればいいだけのことだ」
実際、たとえ途中でやめることになったとしても、「やっておいて良かった」と思えるケースは少なくありません。
なぜなら、行動を通して得た学びや体験は、確実に自分の中に蓄積され、やがて経験として昇華されていくからです。
ある友人は、「自分が欲しいと思わないものは、まったく売る気が起きない」という、営業職には向いていない性格でした。
しかし、短い期間ではありましたが営業職に就き、お客様と向き合う中で、企業にとって利益を確保することの重要性と、その難しさを身をもって知ることになります。
そして彼は、「自分の視野がいかに狭かったかを思い知らされた」と語っていました。
この経験は、彼にとって大きな財産となりました。
「営業を経験していなければ、企業全体を俯瞰して見る視点は身につかなかった」と、後に振り返っています。
彼が「やっておいて良かった」と言えるようになったのは、
「自分はこの職種の人間だから、それ以外はやらない」というこだわりを手放したからにほかなりません。
こだわりを捨てたとき、人は新たな可能性と出会います。
そして不思議なことに、物事は良い方向へと動き始めるものです。
その機会を逃さず、一歩踏み出してみることが大切です。





