森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ひとの上に立つ資格」
2025.05.25
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ひとの上に立つ資格」
企業トップや管理職は、社員、部下に対して指導しなければならないことが山ほどあります。その中でも、利己的な利益を考えないこと、部下の目線を引き上げることは、特に重要と考えるべきでしょう。
まずは、利己的な利益を考えないことですが、以前これに関連して、内閣総理大臣を務めた竹下登氏の有名な口癖である「汗は自分でかきましょう、手柄は人にあげましょう」をご案内しました。
これは、自分で上げた成果を他のメンバーの実績にして恩を売るという意味ではありません。他人を尊重し、あらゆる場面において花を持たせ、モチベーションアップを図ることが目的なのです。
また中間管理職ならば、「一人前社員製造機」であるかどうかが重要であることもご案内しています。人の2倍も3倍も働くプレーイングマネジャーよりも、苦戦している社員にヒントを与え、自分で考え成果をあげさせる管理職は、間違いなく「一人前社員製造機」です。そこに利己的な利益を求める姿はありません。
また、部下の目線を引き上げれば、当然ながら上司の立場、ひいては会社側の考え方の一端を知ることになります。それは紛れもなく部下の成長を促す最大の要素に他なりません。
上司や管理職は、組織の次代を担う人材を育て上げる義務があります。そうなった時に、利己的な利益を考えたり、部下の成長に関心がなかったりしたら、人の上に立つ資格がないことを強く認識してください。
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