森羅万象から学ぶ人生羅針盤「へりくだった姿こそ美しい」
2022.07.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「へりくだった姿こそ美しい」
アメリカの法律家であるルイス・ナイザー氏は「他人を指さす時には、残りの4本の指は自分を指していることを忘れてはならない」と述べています。
またこれは、一般のことわざにも同様のものがあり、そこでは4本の指ではなく、中指、薬指、小指の3本として語られています。
指をさすというのは、言い換えれば他人を罵倒することです。つまり、人差し指で人を指し罵倒しても、親指は上か下を向いて知らん顔していますが、中指、薬指、小指はしっかり自分の方を向いており、「お前に言われたくない」と反論してきます。つまり、自分が罵倒した何倍もの反感を買うのです
その最大の原因は、自分のことではなくても、罵倒すること自体が聞いていて気分が悪くなるからです。そして、それに対する反対意見を持つ人同士が、いつの間にか団結していることもあるのです。
もちろん、正しく批判や批評をすることは悪いことではないのですが、それでも、自分が出来ていないくせに、他人に対して批判や批評をすれば、前述のとおり「お前に言われたくない」となるのです。
そして、基本的に人を罵倒している姿は、決して美しくありません。そんな姿を見ている人は、現実には「あんな風になりたくない」と思っているのです。
やはり、指で人を指してはいけません。指はきちんと揃えて、掌を上に向け、「どうぞ」と譲る姿をつくりましょう。そして、そんなへりくだった姿こそ極めて美しいと肝に銘じておきましょう。
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