森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ほんの少し」を実践する
2023.06.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ほんの少し」を実践する
アメリカの作家ローウェル・トーマス氏は、「自分の限界をほんの少しだけ超えたことを毎日1つ実行せよ」と述べています。これは自己超越実現への最も地味で、必要不可欠な努力であると心得てください。
実は限界には2種類あります。1つ目は、科学的に見た客観的なエビデンスに基づく限界です。例えば陸上競技男子100メートル競走でも、その世界記録を時速に換算すればたった約36kmなのです。そして、生物学的な根拠でみても人間が時速40kmを超えて走るのは無理なのです。
しかし、2つ目の限界は、主観的な限界です。「自分は腕立て伏せ100回が限界だ」と思っていても、それは自分の心が決めつけていることが多く、もっとできる場合が多いのです。そこで役立つのは「ほんの少し」という目安です。
例えば、たった1回でもよいですから、101回、102回、103回……と1日1回だけと決めて増やしていけば、いつの間にか200回達成などの自己超越を果しているものです。
そもそも自己超越という言葉は、何かの魔法みたいなもので、それまでの自分にない力が外部から自分の体に入り込むという意味ではないのです。仮面ライダーの「変身」ですら、元々あった強い力を顕現しているに過ぎないのです。
つまり、前述の主観的限界を超えることが自己超越の本質であり、前回お話した意識全体の93~97%を占めている潜在意識の活性化です。つまり、持っているポテンシャル(潜在能力)を100%使い切ることなのです。
そして、同時に説明した暗記同様、地味で過酷な積み重ねこそ自己超越の素であり、これには、「絶対にやり抜く」という克己心が必要不可欠です。しかし、無理をすれば挫けてしまいますので、時間はかかるかもしれませんが、「ほんの少し」を実践して、無理なく自己超越することを肝に銘じておきましょう。
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