森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やりたくないという言葉を捨てる」
2021.12.30
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やりたくないという言葉を捨てる」
オランダの哲学者スピノザの言葉に「自分に出来ないと考えている間は、本当はそれをやりたくないと心に決めているのだ。だからそれは実行されはしない」があります。
ビジネスの世界で、出来ないという言葉で認められるのは、能力的な限度を超えた場合だけです。例えば、新入社員が「1週間以内にクルマを100台売れ」と言われても、それは出来ないのは当り前です。
しかし、ちょっと頑張れば能力的に実行可能であるにも拘わらず出来ないと言うのは、ただやりたくないだけで、決して認められはしないのです。
誰しも、やりたくないことがあると思いますが、それを一生懸命にやり、成果を上げるからこそ認められるのです。それを積み重ねて、ようやくやりたいことをやらせてもらえるようになります。やりたくないことを10個も20個もやって、その後ようやく自分の好きなことが1つできるのです。
例えば、どんな職業でも、最初のうちは雑用や掃除をはじめとする、面倒くさくて汚い仕事など、やりたくないようなことばかりをやらされます。
しかし、それを完璧に仕上げると、上司や先輩から次のステップの仕事を指導され、徐々に本当にやりたい仕事に向かっていくのです。
人よりも格段に優れた能力があれば、それを生かして、やりたいことだけやって生きていくことは可能ですが、それはほんの一握りの人に言えることです。
そして、やりたくないという言葉を捨てれば、大いに自己を鍛えることができ、成長することを強く認識してください。
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