森羅万象から学ぶ人生羅針盤「アウトプット以上のインプットを心がける」

2023.05.14

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「アウトプット以上のインプットを心がける」
特別連載『自己超越の十訓』の第5回目のテーマは、「アウトプット以上のインプットを心がける」です。アウトプットとは、現場における仕事は言うに及ばず、部下や後輩の教育、業界団体関係者との付き合いなど、あらゆる場面における知識や情報の放出行動です。

　それに対してインプットは、専門的な知識の習得をはじめ、社内外において発揮するコミュニケーション、社会情勢などに関する最新情報などを含めた勉強全般を指します。

　このアウトプットとインプットの関係ですが、自己超越をしたいと真剣に願うのであれば、インプットである勉強の量と幅を増やすことが必要不可欠です。自己超越に近道などないからです。

　インプットには主に3つの側面があります。1つ目は即戦力となる知識や情報、経験などの習得で、まさに現在の自分の仕事に欠かせないものです。

　しかし、自己超越したいのであれば、2つ目の知識・情報・経験のストック化を心がけましょう。これには、日々のアウトプットには即効性のない内容も含まれるかもしれませんが、もし何らかの変化や不測の事態に遭遇した場合に、そうした知識・情報・経験のストックが有効に作用するのです。

　そして、3つ目は、そうして集めた様々なインプットをもって、自分自身のバックグラウンドを描くのです。バックグラウンドとは価値観と置き換えても良いでしょう。ビジネスに限らず人生も含めて、知識・情報・経験に裏打ちされた自分の価値観を明確にして努力すれば、間違いなく自己超越できます。

この特別連載の第1回でも、「隣の分野」にも目を向けることの重要性を示しているように、小さな殻に閉じこもることなく視野を広げ、アウトプット以上のインプットが、自己超越の基礎・土台となることを決して忘れないでください。

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「アウトプット以上のインプットを心がける」

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