森羅万象から学ぶ人生羅針盤「アレンジする力を養う」

2022.01.08

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「アレンジする力を養う」
　アメリカ合衆国の喜劇俳優バスター・キートンの言葉に、「大抵のものはすぐ笑いの種にすることができる」があります。これは、キートンの類まれなる観察力と、それを活かせる自信を裏付けた言葉で、チャールズ・チャップリンやハロルド・ロイドと並ぶ「世界の三大喜劇王」と称されたゆえんでもあるのです。

　また、お笑い界の大御所の一人である松本人志氏も同様です。松本氏は、例えば、夜中に道路工事をしている様子を見て、「これが、ただ趣味でやっているとしたら面白いな」とか、荷物を満載した大型トレーラーが走る姿を見ながら、「ただのドライブだったら笑える」などと常に妄想し、笑いに仕上げてきたのです。

　このように、観察力がある人はたくさんいますが、それを利用して物事を実用化できる人は少ないようです。その最大のポイントはアレンジする力です。それを養うには、前述の松本氏のように、「もし〇〇が××だったら」と普段から発想し、別なものに置き換える習慣を身に付けることです。

　そして、この発想を応用し、「この技術は他に使い道があるかもしれない」などと、様々に組み合わせたり、何かを足したり不要なものをなくしたり、他の素材に変えてみたりと、他の使い道を実現するために、完成した姿から、逆算しながらアレンジしていくのです。

様々な主婦のアイデア商品などは、そうしたアレンジする力が生み出した賜物です。常に観察力を磨き、一つの物事を他の分野に生かそうという姿勢でいれば、必ずアレンジする力は養われます。大いにチャレンジしてください。

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「アレンジする力を養う」

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