森羅万象から学ぶ人生羅針盤「コンサルタントとハサミは使いよう」
2024.08.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「コンサルタントとハサミは使いよう」
経営コンサルタントの方を「先生」とお呼びすることはありますが、その方が言葉遣いや態度に、不遜な部分を出してきたら、迷うことなく切りましょう。
なぜならコンサルタントの多くは、自分で商売ができないにも拘らず、素人の経営者に、理論や時には屁理屈をさも金科玉条のように聞かせているに過ぎないからです。
新規事業を立ち上げる際、もちろん自分でありとあらゆる面を調べ上げるものですが、それでも抜け落ちている部分、特に間接費などの盲点を指摘してもらうための、パート的役割に留めるべきです。決して経営方針や人事に口出しさせてはいけません。
経営ほど、実践実証が問われる分野はないのです。机の上で本を読んだだけで、経営のすべてが分かることは絶対にありません。大学には経営学部という学部がありますが、経営経験のない大学生に経営学を学ばせても、彼らが4年間で覚えたことなど、真の経営者なら1カ月を待たずに修得してしまうでしょう。
もちろん心あるコンサルタントはおります。そういう人は自分の分(ぶ)をわきまえ脇役に徹し、主役である企業トップが最も輝く方法を伝えるだけに留めています。
しかし中には、企業トップの人の好(よ)さに付け込んで、役員として乗り込んで来ようとする人もいるので気をつけましょう。まさに経営コンサルタントとハサミは、活かすも殺すも使いようであることを忘れないでください。
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