森羅万象から学ぶ人生羅針盤「コンピテンシー評価を忘れない」
2025.04.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「コンピテンシー評価を忘れない」
人事考課を行う際に、業績評価だけでなく、コンピテンシー評価を忘れずに行ってください。
コンピテンシーとは、企業などで人材の活用に用いられる手法で、好業績者として優れた成果を創出する個人の能力及び行動特性などと訳されています(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋・要約)。
要するにコンピテンシー評価とは、高い成果を得るためのプロセスや努力を評価すべきであるということです。具体的には、社員個人の成長(知識、スキル等のアップなど)やリーダーシップの有無、コミュニケーション能力の高低、仕事への取り組む姿勢などです。
そもそもコンピテンシー評価は、社員の成長を高める元となる行為を評価することですから、個人の昇進に影響を及ぼすだけでなく、会社のボトムアップにもつながります。
以前、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言うことわざの意味について、100%の成果には結びつかないけれども、それなりの成果を上げることはできるという励ましであることをご案内しました。
そして、そこには、上司が部下に対する期待と愛情が込められているのです。それはまさにコンピテンシー評価に他なりません。もし、現在の自分が「下手な鉄砲撃ち」でも、努力さえ続けていれば間違いなく「鉄砲の名手」になれます。
これを踏まえてコンピテンシー評価を行い、適切にPDCAサイクルを回せば、いずれ誰も「下手な鉄砲撃ち」と言わなくなる日が来ます。それが訪れるのを信じて部下を指導していきましょう!
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