森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ネガティブな言葉の遺伝子を断ち切る」
2022.08.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ネガティブな言葉の遺伝子を断ち切る」
有名なことわざに「蛙の子は蛙」がありますが、これは決して良い意味では使われない言葉です。凡人の子はしょせん凡人に過ぎず、紆余曲折の末に、結局は親と同じ道を歩むものだという指摘なのです。
私はこれをアレンジして、「ネガティブの子はネガティブ」であると認識しています。考え方だけでなく言葉も遺伝し、ポジティブな言葉の遺伝子よりも、ネガティブな言葉の遺伝子の方が、往々にして優性遺伝してしまうものです。
特に、ビジネスの現場では、ポジティブな言葉からは同じようにポジティブな言葉が生まれます。「今日も最高の気分だ」「ワクワク楽しくやろう」という言葉は、「やればできる」「自分を取り巻く環境に感謝する」などという言葉を生み出すものです。
それに対して、「無理だ」「やる気がない」などのネガティブな言葉からは、「止めよう」「結果はダメだと分かっている」などの言葉が生まれてきて、そこで思考も行動もストップしてしまいます。
生物学的な遺伝子は断ち切ることはできませんが、言葉の遺伝子は断ち切ることができます。ならば、ネガティブな言葉の遺伝子を断ち切ってポジティブな遺伝子を付与し、良い言葉として伝えていきましょう。
例えば、「失敗した」のであれば、失敗という言葉の遺伝子は捨て、発明王エジソンのように「上手くいかない方法が見つかってよかった」というように、良い遺伝子に組み替えて伝えるのです。
そして何よりも、ポジティブな人はいつも良い言葉だけ話していますが、ネガティブな人は悪口をはじめ嫌な言葉ばかりを口にしています。まずは、こうした習慣を改めることから始めれば、ネガティブな言葉の遺伝子が断ち切られることを肝に銘じておきましょう。
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