森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ピンチはチャンス」に生易しい態度は禁物
2022.11.27
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ピンチはチャンス」に生易しい態度は禁物
よく知られている慣用句に「ピンチはチャンス」があります。この言葉を裏付けるかのように、特殊相対性理論および一般相対性理論などで知られ「20世紀最高の物理学者」とされたアルベルト・アインシュタイン氏は、文字通り「困難の中に機会がある」と述べています。
例えば、以前、クレームは宝の山として、改善に必要な情報やデータ、商品やサービスの問題点がたくさん詰まっており、それが新たなビジネスチャンスを生むことをご案内しましたが、まさに、ピンチこそチャンスなのです。
しかし具体的に、どのようにしてピンチをチャンスに変えれば良いかとなると、それには大きなポイントがあります。
まず、すべての物事を極めて現実的に捉え、事前の準備を怠らないようにしておき、ピンチに遭遇してもその準備を十分に駆使して、少しでもチャンスを掴み取る手段に活用するのです。この準備があるとないのとでは、「いざ鎌倉」となったときに雲泥の差が生じるものです。
そして、集中力を遺憾なく発揮できるかどうかです。往々にしてピンチに陥ると、多くの人は少なからずパニックに陥ってしまいます。そうして、まるで宝くじでも当てるかのような期待を膨らませて一発逆転の解決策に走り、さらなるパニックに巻き込まれてしまうのです。
しかしここで冷静になって、ポテンシャルを最大限に全開して集中力を高められれば、何よりも厳しく自分を見つめられ、反省点や問題点を洗い出すことができ、最も有効な解決策と新たな策を思いつくことができるのです。
「ピンチはチャンス」と口で言うのは簡単です。しかし、有効な手段を実行し、新たな価値創造を実現するには、生易しい態度は禁物であることを肝に銘じておきましょう。
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