森羅万象から学ぶ人生羅針盤「上司の責務を怠っている人」
2024.10.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「上司の責務を怠っている人」
イギリスの教育家アレクサンダー・サザーランド・ニイルは、「最も良い教師とは子供と共に笑う教師である。最も良くない教師は、子供を笑う教師である」と述べています。この教師を上司に、子供を部下に置き換えると、そのままビジネスの世界でも十分に使える言葉です。
上司が部下とともに笑えるというのは、部下の成長を喜び成果を分かち合っている証拠です。それに対して、部下を笑う上司は、できない部下に教育を施せない、いわば上司としての責務を怠っている人です。
少し前に、上司は「一人前社員製造機」でなければならないというお話をさせていただきました。しかしなぜそうした使命責務を怠るかといえば、部内、課内における成果において、自分自身の管理職としての評価を高めるためです。そうなると仕事が出来ない部下は足手まといにすぎず、できれば切って捨てたいと思っているでしょう。
しかし、上司には教師の側面があり、その務めを果たさなければ評価されないという人事考課を強化すべきです。それが出来ない会社は、いつまでたっても成長することはありません。
そもそも教える気がない上司は、出来ないのはすべて無能な部下にあると責任転嫁しているだけです。こういう上司が1人でもいたら組織はガタガタになります。前述のように、ダメ上司を野放しにしていると、その会社はいつまでたっても成長することはありません。厳正に対処してください。
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