森羅万象から学ぶ人生羅針盤「上司無くとも部下育つ」
2022.09.17
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「上司無くとも部下育つ」
よく知られたことわざに、「親は無くとも子は育つ」があります。一般的には、実の親がいなくとも、子はどうにか成長していくもので、世の中はそれほど心配するほどのこともないという例えです(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。
子供は、親ばかりから教えや影響を受けるものではありません。特に、自我が芽生えどんどん発達していくにつれて、親よりも学校や友人、メディアなどから受ける影響のほうが大きくなります。同時に、精神的な面において、親から少しずつ離れ自立していこうとします
それに、子供に過干渉すれば、自分で考えることができなくなります。よく聞く話ですが、幼いころ決して裕福ではない家庭で育った子供は、おもちゃを十分に買ってもらえないかわりに、自分で様々な遊びを工夫しています。こうして自主性と創造力が育まれていくのです。
これは、ビジネスにも大いに言えることです。上司がすべきことは、部下の創意工夫する力を信じ、静かに見守ることなのです。そして、道から外れそうになった時や、部下だけでは解決できない事態に陥った時に、適切に手を差し伸べるだけで十分なのです。
この世のすべての人は、それなりに何らかの壁にぶちあたり閉塞感を持っています。それを、自分なりのやり方で、打破するために知恵を巡らせることが、自立への道なのです。
それには、肉体的な健康を身につけ、精神面の安定を確保することで、自分の力で生き抜く術を身につけられる下地が出来上がります。その上で、社会的にも認められたいと真剣に思うようになれば、間違いなく「上司無くとも部下育つ」ことを忘れないでください。
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